エッフェル塔を目指し、私とのりさんがやってきたのはパリス・ラスベガスホテル!
このホテルのカジノフロアにエッフェル塔の展望台に登るためのエレベーターがあるそうだ!
エッフェル塔は24時半までの営業だったのでギリギリセーフ!
ラスベガスって、実はアメリカで一番治安が良いと言われてるぐらい安全な街なんだけど、ハメをハズしすぎて飛行しないようにアトラクションの営業時間も以外と厳粛だし、警官やパトカーの巡回もいたるところで行われてるの。
守られた街だな〜とは思うけど、やっぱり乱射事件だってあったし、裏街に行けば危ない場所もあるだろうね。
マリファナの匂いだって至る所からぷんぷん漂ってくる。
当時はちょうど大統領選挙の時期でトランプさんへの抗議デモも見かけたけど、パトカーが後ろからちゃんと同行してた。
わたしの横にいたおばちゃんがデモを見て「あいつは私の大統領じゃないわ」ってボソっとつぶやいてた(苦笑)
そんな話はさておき、パリスホテルのカジノフロアはこんな感じ。
見て見て!この美人なディーラーさんの大胆な胸の谷間!
前のおっちゃん、ガン見し過ぎやで!
正直で良い!おっちゃんの気持ち私もわかるで!
エッフェル塔の展望台への入場料は$22だったかな。
時間帯によって値段が変わったり、最上階まで行くか中層階まで行くかでも色々違うの。
しゃーけど、ここまで来て中層階で降りる人とかおんの?!
絶対最上階までピューンやろ!!!
エレベーターの添乗員さんが日本語ペラペラ!旦那さんが大阪出身の日系アメリカンなんだって♪
そしていよいよ最上階に!エッフェル塔の展望台から見えるラスベガスの夜景はこんな感じ!
うわ〜お!想像を超えた!!!
今まで見てきた夜景の中でも群を抜いて綺麗さが迫ってきた!!!
何と例えたら伝わるだろう!?
世界三大夜景のビクトリアピーク(香港)に行ったことがあるんだけど、圧倒的にエッフェル塔から見るこの景色のほうが感じるものが大きい!!!
目の前の夜景を作っているイルミネーションのひとつひとつが、ものすごく近い!
これは多分、ラスベガスという街が世界のどこの夜景街よりも小さいせいだと思う。
だけどラスベガスタウンの端から端までを見渡せるスケール感もある!
もうどちらかがこれ以上小さくても大きくても駄目で、絶妙に計算されたサイズ感の夜景だと思う!
世界のどこにもここと同じ夜景は存在しないだろう、まさにベガス色。
のりさん
「あそこのピラミッドから宇宙人呼んでるらしいよ!」
ルクソールホテルのピラミッドの頭頂から発射されてるビームを見て、のりさんが少年みたいなことを言う。
今日最後のウォーターショーだ!上から見ると設計がよくわかるね。
閉館ギリギリにエッフェル塔に今から登りに来る観光客は少なく、私達はこんな大絶景を独り占めできた。
でもなんで人って夜景が好きなんだろう?
大自然を体感したときのあの計り知れない壮大さに怖さを感じるのとは反対に、都会の夜景は人を安心させる何かを持っているのかもしれない。
目の前に見えるこの街に自分が存在しているとはっきり思えることとか、人間の手で作り上げてきたものだからこその安心感とか。
ただ私の心に至っては、夜景を見て感動するのは本当にこの場所にいるこの瞬間だけで、この場所を去ったあとに夜景の美しさを思い出して何かのエネルギーの糧にしたりとか、燃えるような決意を手助けするようなモチベーションにすることは過去にもこれからもないと思う。
こんなにもギラギラ輝いていて綺麗なのに滑稽だ。
私がおかしいのかな?
(つづく)