1歳半までご飯を食べず入院になった息子の【その後】

完全母乳で1歳半まで離乳食を食べなかった息子を【低血糖】で入院させてしまいました

↑この記事がよく読まれているので、子供がご飯を食べなくて悩んでいるお母さんは多いんだろうなぁ。。。

ってことで、うちの息子の入院から退院までと、その後の様子をお伝えします。

結論からいうと、うちの息子は2ヶ月間入院しました。

今は家でご飯を食べてくれるようになりましたが、2歳4ヶ月になっても固形物は食べません。

ドロドロとろとろの飲み込めるものは、自分でスプーンですくって本当によく食べます。

2歳4ヶ月現在の体重は13.2kg、身長は90cmで、最近のあだ名は「怪獣ちゃん」😅

あなた本当に入院してたの?ってぐらい元気でヤンチャしてます。

入院直後〜2週間目

1歳半の平均体重は8.7kg以上ですが、息子は7kgしかありませんでした。

入院して母乳とママから強制的に離され、小さな手の甲にある細い血管からブドウ糖点滴を入れられるだけじゃなく、鼻の穴からもチューブを挿入して万が一の栄養補給にも備えることに。。。

見るのも辛かった鼻チューブ

そんな状態になっても、1日4回の食事を断固拒否し続ける息子...

病院内でもすぐに有名になり、あまり病棟にいない看護師長さんまで見にくる状態に...😨

もちろん用意してもらってるご飯は離乳食初期のトロトロフードですが、スプーンにご飯をのせて顔に近づけると両手と首をブンブン振って拒否し続けました🙅‍♂️❌

この状況を見た副師長さんは、ついに強行手段に!

なんと、太さ1cmほどのスポイトを持ち出してきます。

実際に使ってたスポイト

微量のご飯をスポイトで吸引して口に持っていくと、そのスポイドが吸えるぐらい小さく口を開いて食べました😳✨

え?!まさかスプーン恐怖症だったの?!🥄😱🥄

「本当はスプーンで食べてほしいけど、口から栄養を摂ることが先決だから仕方ない」と副師長さん。

おかげで、体重は8kgまで増えていき、鼻のチューブも外してもらうことができました。

でも食べる量が1日の必要カロリーに満たなかったため、点滴はつけたままでした。

ちなみにストローが吸えず、コップで水分補給することも嫌がったため、水分も栄養剤イノラスもスポイトで飲ませてました。

2〜4週間目

毎日看護師さんがスポイトとスポーンを交互に持ちかえながら、なんとかスプーンでご飯を食べさせようとしてくれるんですが、スプーンに持ち替えたるとまた首を横に振って、顔をプイッと斜め上に移動させる始末・・・

で、スポイトに持ち帰ると、別人のようにすんなり口を開けて食べてくれる・・・

手品のようにスポイトとスプーンを誤魔化してみても、スプーンを見透かされて拒否😅

「レオくん賢こすぎるね!」って看護師さんたちも笑って感心してましたが、そんな賢さママいらん...😭

でも、時々「レオくん、今日は朝ごはん全部スプーンで食べましたよ〜😃」と報告がある日もあったり、10回に1回ぐらいはスプーンで食べたりと、徐々に謎のスプーン恐怖症は薄れてる感じもありました。

4〜8週間目 保健所から家庭調査が来る

ママと離れた病院で看護師さんに与えられているご飯を、お家に帰ってからもちゃんと食べられるか、謎のテスト期間が始まりました。

昼・夜と1時間づつ、わたしがご飯を食べさせにいくという感じです。

よっぽど私が母親として機能しているか、疑われてたんだろうな...😅

「ママも自分のご飯持ってきてくださいね」ってことだったので、レオが手掴みできそうなおかずで弁当作って持っていったけど、粘土になって終わりました🫠  

これを約1ヶ月続けてようやく退院の準備に差し掛かるのですが、、、

やっぱり子供が入院したことで、「ご飯をあげずに虐待した母親」と疑われたようで、区役所と児童保健センターから家庭訪問という名の調査がありました。

わたしの場合はヴィーガンだったってことも伝わり、余計事件性につながったのでしょうね😓

きっと1ヶ月半検診を受けた区役所か、病院から保健所にレポートされたのだと思います。

保健所から突然電話があったときは、息子を連れて行かれるんじゃないかと気が動転して怖くて泣いたけど、

家庭訪問に来られた女性2人は尋問するような人ではなく、優しく気さくに話を聞いてくれました。もちろん息子を連れて行かれるようなこともありませんでした。

でも実際聞いた話ですが、大阪は日本で一番育児トラブルが多いようで、保健所側は手遅れになる前にすぐ動くみたい。

テレビで報道されるだけが全てじゃないほど、色々事件が多いみたいで衝撃だった。

8週間目〜退院まで

相変わらずスポイト中心だけど、ご飯も食べられるようになったところで、一度外泊許可がおりました。

入院している病院の副看護師さんと、退院後お世話になるかもしれない訪問看護師さんも一緒に家に来て、家でもちゃんと嫌がらずご飯食べるかな?と様子を見に来てくれ、大丈夫そうだったのでそのまま一晩お家で過ごしました。

約2ヶ月ぶりに一緒に過ごす息子との夜のありがたさに、どれだけ涙したか。

そして翌日また病院に戻り、ここから最期の一週間は付き添い入院です。  

なぜわざわざこんなことまでしなきゃいけないのか、そんなこと考える邪心も沸かないほど、当時のわたしはただ起こることを謙虚に受け入れられた。

それは、病院が間違ったことをしているとは微塵も思えないほど、思慮深くて自然な優しさをもつ人達に多く恵まれたから。もちろん苦手な人もいた。けど、それ以上に好きだと思える人が多かった。

大好きな看護師さんに抱っこされて嬉しいね

逆に、レオは自分でこの2ヶ月の入院を選んだのではないかな?と思えるほど、病院の人達に愛してもらっていたのです。

退院前日、寂しくなるね〜と逢いにきてくれた保育士さん

 入院なんてネガティブなイメージしかないものですが、ここで色んな出逢いと経験をして急成長した息子をただ見守りながら、人生に偶然はないんだなって染み染み思ったものです。

68日間の入院生活を終えてから半年間・・・

入院したのが2024年3月28日。
退院したのが2024年6月3日。

帰宅後は、息子が好んで食べてくれる栄養価が高くて健康なものを探す毎日。

とにかく体重を平均にしないといけないので、1日1000カロリー以上は必要だった。

試行錯誤の中で見つかった方法は、特製パワースムージーを食べさせること。

【パワースムージーの材料】リンク押すと同じの購入できます!
バナナ
アボカド
小松菜
玄米 or Gerberオートミール
ゴートミルクパウダー
イノラス
モロヘイヤパウダー
ヘンプシードパウダー
アーモンドバター
デーツ or デーツシロップ

↑これを全てVitamixに入れて撹拌するだけ。食材のアイディアについては、アメリカのパパの知識が本当に役立った。

特にアーモンドバターとゴートミルク(ヤギ乳)は日本では馴染みがないので、パパがいなかったら知ることもなかったと思う🙏

ヤギミルクは母乳に一番近い成分でタウリンも多く、牛乳アレルギーのある人でも飲める高たんぱく高カルシウムな素晴らしい栄養食品。牛乳よりも体に優しく消化に良い。

アーモンドバターも少量でカロリーが多く、なおかつビタミンやミネラルが豊富。食が細いけど体重を増やしたい人には最適の食材。(今では高齢の父親にも食べさせてる)

このパワースムージーで1日1000カロリー目標を難なく達成することができ、入院中は立つことも歩くこともできなかった息子は退院後すぐに歩き始め、どんどん活発になっていった。(今では怪獣😓)

ただ、病院ではちょこちょこスプーンで食べていたのが、家に帰ってくると甘えてスポイトでしか食べてくれなくなった😭

わたしの右手は常に腱鞘炎に。

スプーンで食べることを教えようと、無理矢理食べさせようとしても拒否して泣きわめくだけ。

そんな状態が続いてお互いの精神的負担が大きくなったので、もう開き直って頑張ることを一度やめてみた。

もう大人になるまでスポイトでいい。
生きてくれていたらそれで十分。

こうして、あかんあかんとは時々思いながらもスポイトだけでご飯をあげる毎日を半年続けました。

外出するとき、旅行へ行くときも、小型ミキサーとスポイトと材料だけは必ず持って行ってました。

新年を迎えたので、スポイトを強制的にやめてみた

さぁ、息子は2歳3ヶ月になってしまいましたが、まだスプーンを拒否しました。

ずっと「ご飯は無理矢理食べさせちゃダメ。ご飯は楽しい時間なんだよって教えてあげることだ大切」とどこに行っても言われてきたので、無理矢理口に突っ込むことは避けてきました。

でも正月に実家に帰ったとき、父親に言われた言葉がどうも頭から離れてイライラが止まりません。

「お前はあまやかしすぎや。そろそろスポイトやめなあかんで、真剣に」

いつもなら父親の言うことなんて受け流すのですが、なぜかこの言葉は正月からずっと頭に残ってイライラするのです。

スポイトをやめてほしいんは他の誰でもなくわたしや!と、なんかめちゃくちゃ腹が立ってきたのです。

そして、ついにわたしも心を鬼にし、泣いても暴れてもスプーンだけを使ってフィーディングすることにしてみました。

息子は案の定暴れました。
泣きわめきました。
でも食べました!!!😳

それから3日間は泣いて怒って暴れて投げ散らかして、

ご飯を投げられたわたしも怒りを抑えきれずに2歳児にブチギレてスプーンを投げ返したりして、お互いに猛烈な怒りをぶつけ合いました。

でも、やっぱり食べました!😳

はい、家に大量にストックしていたスポイトはメーカーに返品👍

今では「お腹すいた」「すくって〜食べる〜🥄」とご機嫌ペロリでございます。

次の課題は、固形物をどう食べられるようにするか(&トイレトレーニングも全然進まへん😭)

 

っとまぁこんな感じで、大なり小なり子育てに悩みは付きものですが、

時々「元気で毎日生きてくれてればもういい」とお母さんの子育てに対する頑張りやこだわりを一度やめてみるの、アリかもです。

しんどいんやったら、今頑張ってることやめてみていい、絶対。

ワンオペの子育ては、この世で一番しんどくてむずかしい仕事なんやもん(号泣)

HISAKOさんもどこかの動画でこんなこと言ってましたよ。

自殺しない、殺さない、虐待しなければ、子育ては成功

ワンオペでしんどい状況のお母さんに向けた極地のメッセージやと思うけど、わたしはこれがキリストの言葉にさえ思えます。

それでは、長文読んでくれてありがと〜!