神秘的すぎるメキシコシティという街

じゃーん!飛行機でニンジンもらったよ!ヘルシー!笑)

ラパスから再びメキシコシティに戻ってきました。

今日は、アイデとその男友達(名前忘れた)と一緒に、近所の日本食レストランへ。

メキシコはアメリカより物価が安いんだけど、日本食となるとやっぱりお高めです。

とはいえ久々の日本食はやっぱり癒されます、味噌汁の安心感ってすごいよね。

ランチを食べた終えたあと男友達とは駅でバイバイし、お姉ちゃんとそのままメキシコシティの名所へ行くことになった。

初めてのメキシコの地下鉄では、カバンを絶対に前に背負いなさいと注意された。

メキシコの地下鉄には各駅の案内板にこんなシンボルが表示されている。


「私たちどこで降りるの?」

アイデ
「馬よ」

案内板から「馬」のシンボルを探すと、ふたつあってどっちかわからない始末(笑)

地下鉄内では、アメリカでもよく見かけるバスキングが各車両でパフォーマンスをしていた。

こうゆうのは「おもしろーい!はいチップ!」でOKなんだけど、幼い子供達が無言で手を出しながら外国人の私をずっと見てくることもあった。

申し訳ないとは思いつつ、わたしは物乞いに簡単に金品を与えてしまうのは彼らにとって逆効果だという考えがあるので、いつも「あげない人間」を徹底して演じるようにしている。

そんな感じでまずやってきたのは、ベジャスアルテス宮殿!

もうお気付きかもしれませんが、今日の写真は全部スマホで撮ってるので画質が良くないの。(ごめんなさい)

アイデは数ヶ月前までメキシコの出版社でジャーナリストとして活動していたため、メキシコに止まらず、世界中の時勢や歴史のことに幅広い知見を持っている。

この日も訪れる先々で見る建造物やその歴史背景を事細かく説明してくれるのだが、脳みその99%がクリームチーズな私には到底難しすぎて把握しきれない(しかも英語だから)

ちなみに、このベジャスアルテス宮殿はイタリアの建築家がデザインした大理石の建物で、建物の中は劇場になっているそうだ。

宮殿から少し歩いて次に向かったのは、なんの変哲もない高層ビルだった。

アイデ
「わたし、ここに来るの初めてなの」


「ビル?なにがあるの?」

アイデは特になにも言わず入場券を購入し、そのままエレベーターに乗って高層階へと向かった。

アイデ
「わお!ちょうど良い時間だったわ!」


「うわぁ!!!!なにここ!」

私たち二人の初来場を祝福してくれるかのように、目の前にはオレンジ色に染まったメキシコシティのパノラマが見渡す限り広がっていた。


「やばい、ドストライクだよ!最高だよ!」


「アイデ!ありがとう!こんな場所に連れてきてくれて!」

アイデ
「あなたがいたから私もここに来たいって思ったのよ!」

そういう姉ちゃんが神々しすぎて、もう後光が止まらなかった(笑)

美しい夕陽にバイバイして次に向かったのは、メキシコ歴史地区と呼ばれているエリア。

ここには世界遺産にもなっている、あの有名なメトロポリタン大聖堂がある。

夜でも中で礼拝することができるのだが、あまりにも神秘的すぎて中に入る前に少し鳥肌がたったほどだ。

この圧巻の大聖堂はアメリカ大陸最大のキリスト教建造物であり、完成までに200年以上も費やされている。

何人もの著名な建築家がデザインに関わったためか、バロック、ルネサンス、ゴシックと様々なスタイルが融合して建築されている類希ない建造物だ。

メキシコシティにこんなにもたくさんの歴史的建造物があったなんて、私はメキシコのことをわかってなさすぎた。

この地域がアメリカ大陸最大の人口を有していることも。

なぜメキシコはスペイン語が母国語になっているのかさえも。

旅をする前にあれこれ調べるより、行ってから知るスタイルで旅をするのも全然悪いことではないが、やはり行く先々の歴史を「最低限」知っておくことは、今後感性に奥行きを創っていくためにも不可欠なことではないかと、ここに来て自分の現在の陽気なスタイルを疑う必要性を感じた。

だが、現地に身を置いて感じなければわからなかったことだってもちろんある。

それは、メキシコの治安が想像以上に悪くなかったということだ。

メキシコで殺されていてもおかしくないような犯罪に見舞われた旅人もいたし、お姉ちゃんもその周りの友人も「メキシコの治安は悪い」と言うのだが、わたしは本当にそうは思わえなかった。

日本も銃社会じゃないというだけで犯罪が少ない国ではないだろうし。

アメリカやメキシコは大陸と人口が大きいので、それに比例して数字だけがほと走っているだけだと感じた。

わたしはもう二年ほど女一人で旅をしているが、いまだに盗難も命の危機を感じたこともゼロだ。

フィリピンに滞在していたときも、周りの日本人があまりにも簡単にスマホやアクセサリーを盗まれたという話を散々聞いたことあるが、なぜそんなに簡単にとられてしまうのか、正直危機感がなさすぎると思う。

旅中に起きそうなトラブルは、夜出歩かないとか、変な空気を感じる場所に近寄らないとか、どんなときも危機感を持つという本人の意識で事前回避できることがほとんどだと思う。

私は、住みたいと思えるほどメキシコは素敵な場所だと思っている。

メキシコをもっと知っていくのはまだまだこれからだと思うが、もう常に大好きだ。

帰宅後は、家の近くのスーパーで日本そばを見つけたので、焼きそばを振る舞ってみた!

お姉ちゃんは「美味しい!」と絶賛してくれた。

(つづく)