NASAで毎週金曜日に開催される「Friday Astronaut」は、偉大な宇宙飛行士に会える最高のチャンスだ!相変わらず何も知らずに訪れた今日は、たまたま金曜日!わたしはなんてラッキーなんだ!
私がヒューストンに訪れた12月初旬は閑散期だったのか、Friday Astronautが開催されるシアターも全く混んでいなかった。
公式サイトでは毎週金曜日と土曜日に開催されるとあったので、もしNASAへ遊びに行く計画をしている人は必ずこのイベントを狙って来て欲しい。
宇宙飛行士に会い、話を聞けるとというだけで、NASAに訪れたという感動が全く別物になる。
でもなぜ、金曜と土曜日を「Friday Astronaut」に選んだのだろう?
これは私の憶測になるが、NASAはロケットに「サターン」と名付けたことに因んで「土曜日」を選んだのと、金曜日に関しては、アポロ1号の事件が起きた日が「金曜日」だったとゆうことへの哀悼を表しているのでは、と勝手に思っている。
わたしが参加したときの登壇者は、リロイ・チャオさん(写真一番右)
NASAでもトップクラスの技術を持つと評価されるリロイさんは、宇宙飛行士引退後も企業や学校へのコンサルティング&コーチング、宇宙教育、国際的講演者、ヒューストン宇宙科学教育学会の顧問として政府および民間企業で幅広く活躍されてるそうΣ(゚Д゚)
Freedom. pic.twitter.com/n2TPAYr7zL
— Leroy Chiao (@AstroDude) November 19, 2020
「凄い」の次元が違いすぎてもうついていけないレベルだ。
そんなリロイさんが今回のFriday Astronautで登壇した内容はこちら。
・宇宙飛行士になるまで
・初めての宇宙飛行
・宇宙から見た地球と景色
中でも印象的だったのは、宇宙から見た地球と景色を語られていたとき、リロイさんが宇宙船から超望遠カメラで撮影した写真が会場のバックモニターに映し出されたとき。
宇宙から見る地球は本当に青く明るく美しかった。
Another photo from OneOrbit book! This is Progress 17P. #OneOrbit https://t.co/wIeUFbOhW6 pic.twitter.com/7tn2dAnYab
— Leroy Chiao (@AstroDude) April 25, 2017
ウチュウカラミルチキュウハ、アオク、アカルク、ウツクシカッタ・・・
実際に宇宙へ行った人間から聞くその言葉はもう、体中に反響しまくった。
いよいよスピーチも終わりに近づき始めたとき、リロイさんからまさかの言葉が!
リロイさん
「質問タイムにしましょう!何か聞きたいことがある人はいますか?」
え!え!!!えー!!!!Σ(゚Д゚;)
まじでΣ(゚Д゚)
いきなりの展開すぎてまだ何も質問してないのに心臓がバックバック鳴りはじめて飛び出しそうになるわたし。
聞きたいことなんて探せばいくらでも出てくる(!)
でもいきなりすぎて脳を整理できない。
しかも相手はネイティブアメリカンだ!英語で質問しなきゃいけない。
日本人どころか、アジア人はこの会場に私だけだ。
変なことを聞いてしまったり、もし英語がうまく伝わらなかったらどうしよう。
あぁ、、、でもこんなチャンス、、、
本物の宇宙飛行士さんと話せるこんな機会!!!
これを逃したら次、何億光年先になるかわからない!!!
でもでも、どうしよう。
いや、どうしようとか言ってる場合じゃない!
聞かなきゃ!千載一遇の大大大チャンスだ!
私!!!聞け!!!
ここで聞けないならこの先なんにもチャレンジできない人間になるぞ!
聞け!!人間が廃るぞ!聞けーー!!!!
とリアルにこんな感じで自分の羞恥心と格闘してたらついに、、、
リロイさん
「じゃあ次で最後にしましょう!誰か質問はありますか?」
その言葉を聞いたと同時に最前列に座っていた私は冷静に、日本語で「はい✋」っと手をあげた。
そして、今心の中にある一番大きい質問を声に出した。
愛
「Do you believe E.T?」
私はハッキリと気が付いた。
私がした質問のせいで会場内が突如ざわっとなり、笑ってる人さえいたぐらいだ。
いいぞ!大阪人だからその扱いは慣れてる!
偉大な先輩にも「アメリカの大地でおもっきりわがままになってこい!」って言われたんだ!
そして、リロイさんから答えが返ってきた。
それは、、、、
なんと、、、、
英語が高速すぎて全く聞き取れなかったのだ(何か隠してるな?!)
イベントの時間もあるので、リロイさんが答えてくれた回答を問題なく理解できたような顔をして何も聞き返せなかった私。
ステージから颯爽と去って行くリロイさんを見送り、イベントは終了したはいいが、リロイさんの回答を理解しないまま帰ることはできなかった。
私は、横に座ってたビルゲイツ似の知的そうなおっちゃんを捕まえて尋ねた。
愛
「すみません!英語が早すぎて聞き取れなかったので、彼が最後言ってたこと超ゆっくり説明してもらえないですか??」
「宇宙人信じてますか?」という質問に対して、NASAとゆう巨大組織の肩書きを背負うリロイさんが答えてくれたことを超完結に説明するとこうだった。
地球の近くにはいない。
でも、宇宙はとてつもく広いから∞•§∞£¶••§¢£™£∑∞¶§¶§∞¢™§¶•ª––¶§£™∞¶∞¶•ªぐらい遠くなら………
なんと意味深な答えだ!!!(゚Д゚)
そらそうだよね!NASAだもん!
否定も肯定もできないよね!
間違っておかしな発言できないよね!
でも私はもう気付いてるよ。
NASAは、公にすると世界が大混乱を起こすような「ナニカ」を隠してるって。
宇宙人なんてそこらじゅうにいることも、もうわかってる。
とまぁ、こんな感じでNASA訪問記は終了です!笑)
最初はどうなることかと思ったけど、最後の最後でこんな良い経験ができて最高だ!
NASAの帰りは、宇宙飛行士がいるマクドでランチしたよ!
家に帰った夜。
ジョン
「NASAどうだった〜?」
愛
「ジョンが言ったとおり最初は全然おもんなかった!」
愛
「でも今日たまたま金曜日でさ!宇宙飛行士に会えるイベントがあってね!」
ジョン
「へ〜!知らなかった」
愛
「それで、リロイさんって元宇宙飛行士に『宇宙人信じてる?』って聞いて見てん!」
ジョン
「ブッ!!!;゜(゚ε゚;)」
超興奮しながら今日の出来事を報告すると、ジョンは飲んでいた缶ジュースを吹きだした。
わたし、偉大な人に対してめっちゃ変なことを聞いてしまったのかもしれない。
リロイさん本当にすみませんでした。
(つづく)