こんにちは、愛です(・∀・)
今日は日本を代表する超人に逢うため、池袋にやってきました。
始まりは小笠原諸島の海だった
今日ご紹介する人はググればすぐに見つかるんですが、、、
わたしはこの方とプライベートで仲良くさせて頂いてるので匿名で書かせてもらいますね!
Sさんとは、小笠原諸島のダイビングでたまたま一緒の船に乗ったことがきっかけで仲良くなりました。
その時は完全プライベートだったので、この男性が世界トップレベルのプログラマーだったなんてことは梅雨も知らず。
Sさん
「もうすぐサンフランシスコに戻らなきゃいけないんだよね〜、嫌だな〜」
愛
「え!アメリカに住んでるんですか?なんのお仕事ですか?」
Sさん
「ITだよ!」
とだけ船の上で聞いていて、その後「アメリカに戻る前に、東京でもう一度会おう!」って感じで、都内で再会したんですが、その待ち合わせ場所が築地市場の値段が書いてないお寿司やさんだったのです(驚)
そこで、Sさんが実はめちゃくちゃ凄い人だということを初めて知るというドラマのような展開Σ(゚Д゚;)
だけどSさんは、自分は凄い人間なんだってことを一切出さず、
「俺、ボンボンだから〜!笑)」
と優しい冗談を飛ばしながら、ほぼ初対面&ただの旅人のわたしに、それはそれは色んな話を聞かせてくれた。
- 具体的にどんな仕事をしてるのか
- 世界に通用するにはどうゆう人間にならなきゃいけなのか
- 将来のビジョン
- アメリカのこと
- なぜかお互いの家族のこと
- 世界一流企業の採用面接のこと
- 天体観測のこと
ちなみに、Sさんが率いている外資系IT企業は、約5億米ドルで大手企業と提携したとYahoo!ニュースで話題にもなりました。
そんなSさんが、普段どんな環境で仕事をしているのかすごく気になり、わたしはこう言う。
愛
「ボンボンの書斎見せてください!」
Sさん
「もちろんいいよ♩」
と案内された書斎は、まさかの都内高級タワーマンションの高層階。。。
その部屋を見せてもらった瞬間、わたしはヘナヘナと腰が抜けて地面に座り込み、Sさんを改めて「宇宙人」と呼ぶことにした。
世界で活躍する人は、ここまで遠いのか。
これが、Sさんの書斎を見た最初の感想だった。
Sさん
「どしたの?座り込んで」
愛
「いや・・・正直・・・ここまで遠いと思ってなかったです」
Sさん
「なにが〜!笑)」
そう言って、Sさんは相変わらず笑っていたけど、当時のわたしにはその書斎は衝撃でしかなかった。
厚み10cm以上もある辞書に近い参考書のほとんどが英語で、その参考書類が部屋の壁を埋め尽くしていた。
愛
「これ、、、全部読んだんですか?」
Sさん
「もちろん!」
そんな軽快な笑顔で「もちろん!」なんて言える量と内容じゃなかった。
この人はきっと、物理的に宇宙にも行ける人だ。
人間、努力すればある程度のことはできるようになると簡単に思っていた浅はかな考えは、Sさんと出逢ったことによって見事に吹き飛ばされた。
人の思想や思考は自由だということは正解だと思うが、人には必ず「適所」という選ばれた人間だけが辿りつける場所というものがある。
Sさんが今いる立場は、そんな場所だった。
わたし自身が夢みがちな人間の代表なので、あえて言うが、プログラマーになりたいと夢を持ち努力を続けるだけでは到達できる場所ではなかったのだ。
わたしはもう、Sさんを「日本一」と表現することに1mmもビビっていない。
いや、世界レベルだ。
猿でもわかるようにその凄さを説明するなら、世界に点在する100万人以上のエンジニアが腕を競う「世界プログラミング競技サイト」のシステム構築をITの聖地シリコンバレーで率いてこられたのが、まさしくこの方だ。
その競技サイトで「RED」と呼ばれる最上級ランクには、NASAの宇宙ステーションで使われるアルゴリズムをゴリゴリ開発するようなトップレベルのプログラマー達がいる。
天文宇宙関連や外資系IT企業でマネージャーとしてプロジェクトを率い、シリコンバレーから世界中を飛び回った後、現在は日本に戻られて自身の会社を設立し、未だ世界で誰もやりとげていないエグいプロジェクト(シークレット)」を開発しながら、今後未来のテクノロジーを大きく担うと話題になっている「量子コンピューティング技術」の開発に今は取り組まれている。
もう書いてて何がなんだかわからんくなってきたけど、世界を股にかけて活躍するとは、まさしくこういう人のことだ。
ただ、この人の何が一番すごいかって聞かれると、すごいと0.1mmも感じさせないほど朗らかなところ。
本当に超越した人間の共通点だと思う。
経歴なんてものを自慢して鼻高々することも皆無。
いつもわたしと同じ目線で無邪気にお喋りしてくれる宇宙人。
いつもニコニコと口を逆三角形にして笑顔でめっちゃくちゃ明るくて、本当に善人の塊のような人。
本当に大きい男性とは、こういう人のことなんだなって背中から学ばされる人です。
大尊敬せずにはいられない。
Sさん
「前いつ会ったっけ?!」
愛
「4年前ですよ!わたしがインド留学行く前に会いに来ましたもん!」
Sさん
「そうだった!もう4年も経つのか?!よく俺のこと覚えてたね!」
愛
「いや、忘れるわけないでしょ!ITに興味もったのもSさんのおかげですよ!笑)」
Sさん
「そーだ!プログラミング勉強しに留学するって言ってたね!どうだった?!」
愛
「もー全然だめ!向いてないってことだけすぐにわかった!笑)いくら頑張ってコード書いても全然表に表現されないじゃないし、すぐにエラー出てそれ解くのに半日とかかかるですよ!イーィってなる!泣)わたしは直感的にすぐ形になるデザインの方が向いてるなってことだけ悟って帰ってきた!笑)」
Sさん
「なんでさー!笑)」
愛
「Sさんはエラーとかバグで悩むこととかないんですか?」
Sさん
「ないっ♪」
愛
「解けないバグとかないんですか?!」
Sさん
「バグはないね!わかるもん。そーだ!ちょっとこれ見てよ!」
【NEW!世界一難しい数独】
世界一への挑戦、あなたは解けますか?
是非解いてみてくださいね。
答えはこちら→http://t.co/3w98dPdLsn pic.twitter.com/LcuvjF6zdF— 教員ステーション|教員採用試験対策 (@kyouin_st) May 31, 2015
愛
「なにこれ?パズル?」
Sさん
「数独(すうどく)だよ!やったことない?!」
愛
「ないです。どうやるんですか?」
Sさん
「これ今世界で一番難しいって言われてる数独なんだけど、量子アニーリングで解いたわけさ」
愛
「量子アニーニー???量子って前に言ってたやつですよね?インターステラーしか思い浮かばないけど・・・」
愛
「なんですかこの数式!??ついに数学者にもなったんですか?」
(何だかよく分からないけど数式いっぱいで怖い)という気持ちは,
ドキドキハラハラするSF映画が「難解な数式で黒板が埋め尽くされている場面」を多用していることが一因なのでは,と邪推。(画像は「インターステラー」の予告編より) pic.twitter.com/IycCDjaPvV
— 科学雑誌Newton(ニュートン)公式 (@Newton_Science) May 9, 2016
Sさん
「違うよ〜!お客さんとこで話して全然わかんなくってさ!悔しかったから、その帰りに本屋で参考書買って1週間勉強したんだよ!」
愛
「はい?!これって、1週間勉強しただけでマスターできる内容ですか?」
Sさん
「いや、めっちゃ悔しくてさ!ははは(笑」
愛
「ってか、Sさん級のプログラマーでも、わからない話とかまだあるんですね…」
Sさん
「あるよー!あるある!日々勉強だってー!」
Sさん
「そういえばさ!今日の18-24時のスケジュールに愛ちゃんと会うから「AI」って大文字で入れてたらさ、スタッフが『今日の6時からのAIって勉強会ですか?どんな内容ですか?』って、人工知能のなんかと勘違いしてたわ(笑」
愛
「爆笑!!!!!スタッフさん優秀〜!なんかごめんなさい!ってか、仕事のスケジュールにプライベートの予定入れないで!笑」
Sさん
「でも入れておかないと、次々予定入れられちゃうからさっ(;- -)」
愛
「お!社長発言だ!」
Sさん
「でも、勘のいいスタッフは『それはAIじゃなくて愛ちゃんって意味ですよね?♪』ってわかってたよ(笑)おまえ、今日俺の貴重な時間6時間も使ってんだから、もっと食え!ほら!」
ね、すごくない?
こんなにラフな感じで最先端のテクノロジーの話を理解できる範囲で聞かせてもらって。
それ以外にも、人間、生き方、あとは愛とか男女についてもいっぱい話したなぁ。
4年前に初めて一緒にご飯したときと同じく、池袋のお店をハシゴしつながら美味しいお酒と食べ物を間に挟んで、Sさんとの会話はまったく途絶えることがなくって、もうおもしろいの極み。
だけど、そんな宇宙レベルな時間は、あっという間になくなるんだよね。
Sさん
「今日はよく寝れる気がする〜!!!」
常に脳みそをフル回転させてる人だから「夜は滅多に熟睡できない」って聞いてたんだけどって、そう言いながら3軒目のお店でウトウトしはじめた大先輩を見て、きれいにお別れしました。
愛
「忙しいのにありがとうございました!!!!!」本当に会えて良かった〜!めちゃくちゃ楽しかった!!!今日はゆっくり熟睡できますように!」
Sさん
「おう!俺も会いに来てくれて嬉しかったよ!また来いよ!」
愛
「ってか、大阪にも来てくださいよ!美味しいとこ案内しまくりますから!」
Sさん
「おまえが会いに来い!おれは先輩だぞ!笑」
愛
「来るぅっぅぅぅぅう!絶対来るぅ!」
Sさん
「頑張れよ!」
愛
「はい!!!」
Sさん
「次会うときは、俺はZOZOの前園ぐらいになってるからな俺は!お前なんかもう俺に会いに来れないぞ!!!!!」
愛
「前園じゃなくて『前澤』です(笑)」
そう言いながら、優しく大きく手を振ってくれる大先輩が夜の都会から見えなくなるまで、わたしは色んな想いをゴチャマゼにしながらおもいっきり手を振りまくった。
こんな大先輩の貴重な「頑張れよ」と「費やしてくれた時間」を無駄にできるわけがないから。
また一つ、ここ東京で凄まじいエネルギーを頂いた、午前1時の池袋で誓う。
わたしは、あなたのようにロジカルな賢い脳みそは持っていない。
だけど、わたしも、あなたのようにこの地球に生まれてきた大いなる意味を見出し、世界に出ると。
(おわり)