11月4日、アメリカ横断への挑戦が関西国際空港から始まりました。
出発前日は仲良しの先輩の家でたこ焼きパーティーをして、朝4時までカラオケで歌いまくってました。
どんなけ色気ないねん〜!!!爆笑
でも、寝る前の真っ暗な部屋で先輩にこんな気持ちを打ち明けたのを覚えてます。
「実はちょっとトラベルブルーになってる」
「怖いに近いドキドキ」
「行ったら絶対楽しいのはわかってるねんけど」
「アメリカって銃社会やし…」
パーティーモードだった雰囲気から一転。
静かにそう打ち明ける私に先輩はこう言った。
「自分で決めたんやろ、行ったら絶対楽しいよ」
うん、そうだよね。
未知な旅の前夜だもん、そりゃ色んな感情が出てきて当然だよね。
そんな感じで、怖さよりワクワクが勝った状態で少しだけ仮眠して先輩と一緒に空港へ向かった。
出国ゲートをくぐるときまで見送ってくれた先輩が見えなくなるまで、お互いに手を振り合った。
最後に先輩は私にこう言った。
「楽しんどいでや」
二十歳の頃からずっとずっと、ただ純粋に憧れていた夢の国アメリカへ行ける時がついにきた。
特別な理由はないけど、アメリカにずっと行きたいと思いながら今日まで20代を過ごした。
本や映画をたくさん見て、いつかアメリカの大地を歩き、アメリカの風を感じている気持ちよさそうな自分を心と頭で何度も何度も想像した。
どうせアメリカに行くなら全州周りたいと思ってたからなかなか機会を作ることができなかったけど「三十路を迎える前に行くぞ!」と強く決断してやっと踏み出す今回の旅。
そう!なぜかアメリカは横断するものやと思ってた。
前回のアジア放浪旅から培った「ノープランで旅する」というテーマに沿って、今回のアメリカ横断旅は完全無計画でチャレンジすることにした。
出逢った人と関わりながら、そのときの感情と直感を信じて自由気ままに旅をする。
費用は実家に居候しながら、4ヶ月で70万円程貯めた。
WEBデザインの派遣で貯めた大切な旅の道具。
職場では楽じゃないことだってあったし、仕事についていくために家でも勉強する日々。
でも11月にアメリカへ行く!という強い目標があり、会社にも「10月末で完全に辞めます」と話をした上で入社したので何もブレることはなかった。
さて、話を戻します。
優しい先輩に見送ってもらったあと手荷物検査を終えて悠々と搭乗ゲートの前に座ってたら、いきなりアナウンスで呼び出されました(゚Д゚)
愛
「今呼び出された者ですけど、なんでしょうか?!」
スタッフさん
「あ!松原さんですね!帰りの航空券はお持ちですか?」
愛
「いや持ってないですよ!いつ帰国するか決めてないんで!(・∀・)←」
スタッフさん
「帰りの航空券を今すぐ用意してください!でないと出国できません!」
出国デキマセェェェェェェェン?!
そんなあほな!ヽ(゚Д゚;)ノ!!
帰りの航空券なんか予約せんでも普通にアメリカ行けると思ってた!←
だって今回の旅は無計画がテーマなんだから!
今、帰りの航空券決めるとか無理です!!!
なんて子供みたいな意見が通用するわけもなく、、、
当初乗る予定だった飛行機を一便ズラしてもらい急遽、お得なダミーチケット*を探して買うことになりました
*ダミーチケットとは使う予定のない航空券のこと。後日に無料キャンセルができる航空券やアメリカ⇄日本の復路航空券ではなく、アメリカ→カナダなど近隣国へ抜ける格安の航空券を準備することで出国審査に引っかからず搭乗することができます。
こうして私は、シアトルからカナダへ抜けるダミーチケットを購入し日本を出国することができました!
さぁ!出国する段階からこんな調子ですが、今後どうなって行くんでしょうかね(笑)
超無計画アメリカ横断旅の記念すべき初上陸都市は、霧の街・サンフランシスコ!!!
(つづく)