こんにちは、愛です。
前回の記事を書いた翌日、レオちゃんは動物病院で静かに苦しむこともなく息が止まりました。
「容態が急変して呼吸が止まってしまいました、すぐに病院に来れますか?」と病院から電話があったんです。
この電話をもらう20分前は「お昼ご飯もいっぱい食べてたし大丈夫ですよ~!」って先生と電話で笑いあってたのに、、、
「家で鳴き止まないのは欲求吠えだと思います。少し脱水症状があるので、お水をこまめに飲みたいのかも。シニアになってくると欲しい量をいっきに飲めないので」って言われてすごく安心してたのに。
まさかこんな形でこんなにも急にお別れが来るなんて想像もしなかった。
まだまだ大変な介護生活が1〜2年は続くんだと思ってた。
呼吸が止まったと電話があった時なぜか少し落ち着いていた私。
でも考えれば考えるほど胸が痛くなってきて、マンションを出たら空車のタクシーが玄関の真ん前に停車していた。
大通りでもないこの道に、大通りに出てもなかなかタクシーが通らないこの地域なのに。
こんな奇跡、こんな偶然ある?
レオが「早く来て!」って私に言ってるんだ。
病院についたらレオはまだ生きているかもしれない。
けど、もう遅いのかもしれない。
どっちにしてももう涙が止まらない。
それに病院までの道のりは遠く渋滞に巻き込まれる。
それでも急いで運転してくれるドライバーさん。
結局1時間くらいかかって病院についた。
ガランとした病院。
よく考えると今日は週に一度の休診日だった。
誰もいない病院に入るとすぐに看護師さんに診察室へ案内される。
先生がいて、診察台にひかれたバスタオルの上で横になって寝ているレオちゃんがいる。
まだ少し温かいんだけど、もう呼吸は止まっている。
そして、先生が本当に申し訳なさそうな顔と声で状況を説明してくれる。
「最期のときは絶対自宅で飼い主さんの傍で…と思っていたので本当に申し訳ないです」
「急に静かに呼吸が止まりました」
「本当に苦しまずに、ほんとうに静かに」
「首から下は昨日の検査でも本当に健康そのもので、今朝も3回うんちして、ご飯もこれ以上食べたら戻すんじゃないかってくらい食べてました」
「原因は脳にあったんだとおもいます…」
数ヶ月前にも一度、癲癇(てんかん)症状が自宅で出たとき「脳に疑いがあるかもしれない」とは言われてた。
でも、コーンセーブという抗てんかん剤を飲み始めてから症状は落ち着いていた。
だとすると、MRIやCTでしかわからない脳の異常があったのかもしれない。
でもそんな大きな検査はしてなかった。
もし検査して脳に異常があるとわかったとしても、犬の場合は処置ができないから。
「MRIやCTで脳に異常があるとわかっていても、わんちゃんの場合は高齢だと特に手術はできないので突然なことがあるかもしれないと予告できただけで、手の施しようはなかった、、、」とゆう先生の言葉を聞いて納得しました。
呼吸が止まってから私が病院に来るまでのあいだに、レオちゃんの体をキレイにシャンプーして、床ずれがあった2箇所も綺麗に縫ってくださり、目も開いたまま旅立ったそうだけど先生が閉じてくれたとのことでした。
本当にいつもみたいに、ただスヤスヤと寝ているだけみたいな、今にも起きて私を見つめてくれそうな、とっても優しい、美しい、綺麗なお顔をしていたレオちゃん。
まだ柔らかく力の抜けた体を起こして抱きしめながら、家に連れて帰りました。
帰りのタクシーの運転手さんもレオがただ寝ているだけだと思ったみたいで「おとなしいね~!」って話かけてくれました。
愛
「今さっき病院でなくなったんです」
運転手さん
「え!?今、目が開いてたように見えたけど俺の見間違いかな…」
笑ってしまった。
でも家に帰ってきてからは、外だから我慢していたレオちゃんへの想いがとめどなく溢れ出して、、、
本当に涙が全然全然ぜんぜん止まらなかった。
これを書いている今も、もう2週間経つのに涙は一向に止まらない。
2015年7月16日(木)14:15頃、レオちゃんは虹の橋へ旅立つ準備を始めました。
レオが死んだ翌日は台風と豪雨で外に出れず、レオを虹の橋に見送ったのは翌々日の7月18日正午頃でした。
体が傷まないようにドライアイスを体にあてて半冷凍保存状態のレオをその日まで見つめた。
最期のお別れの瞬間にも、安らかに寝ている可愛いレオちゃんのお顔にキスをした。
燃え尽きたたあとのレオちゃんを骨壷にいれている時、今まで雨あがりの曇り空だったのに急に晴れ間が差しました。
最期の最後まで本当に本当にすごい子だね、レオちゃん。
大好きよ、レオちゃん。
愛してる。
本当に本当に愛してる。
また会おうね。虹の橋で。
たくさん困らせてごめんね。
レオちゃんのことをいつも最優先に考えられなくて、自分勝手なことばっかりしてきてごめんね。
それなのにいつも私を好きでいてくれて、いつも私の傍にいてくれて本当にありがとう。
レオちゃんがいたから私はこれまで最高の人生だったよ。
いつも、どんなときも、どんな私のときも変わらずに傍にいてくれてありがとう。
大好きよ、心の全てでレオちゃんを愛してる。
虹の橋には先にゴンちゃんも行ってるでしょう。
ゴンちゃん、わたしはレオばっかり可愛がっていたから辛い思いさせたかな…
ゴンちゃんは、ばあば(母)と相思相愛だったから大丈夫だよね。
レオちゃんのことよろしくね。
レオちゃんとまた仲良くしてあげてね。
レオちゃん、大好きだよ、いつまでもいつまでも。
また会える日まで忘れない、いつも一緒だよ。
レオちゃんも私のこと忘れないでね。
レオちゃんにまた逢う日まで、私頑張るからね。
ありがとう、心を込めてありがとう。
本当に本当に本当にありがとうね。
大好きだよレオちゃん。
ずっとずっとずっっと。
Forever…I love you so much…
(おわり)