こんにちは!愛です(・∀・)
私がわざわざ物価の高いサンフランシスコからアメリカ横断を始めたわけは、ITの聖地シリコンバレーの巨大企業を訪問したいからということは、前回のブログでも綴った通りです。
もちろんシリコンバレーのIT企業は世界トップレベルの大組織であり、私のような一般人の代名詞がのこのこやってきて、オフィス内を見学させてもらえるわけがありません。
でも、奇跡が起きました。
なんと、この「Employee Entrance」と書かれたドアが、魔法のカードであっさり開く瞬間が私の目の前で起こったのです。
このドアが開いたときの私はスローモーションの夢の中にいるような感覚で、目の前で起きている奇跡が脳で処理しきれず、ドーパミン放出状態でした。
では、この奇跡が起きる前のことを遡ってみます。
シリコンバレーのあるサンノゼという街で、わたしは中国系アメリカ人のレイモンドとゆう男性に出逢いました。(写真は撮り忘れた…)
目がくりくりして女の子のような可愛いレイモンドは、初対面の時から私にすごく友好的に接してくれました。
あまりにも可愛いので過去に男性に襲われそうになった経験があると笑っていましたが、レイモンドはストレートです(笑)
そんな愉快なレイモンドと私はすぐに仲良くなり、何気なくこんな会話をします。
レイモンド
「愛はなんでサンノゼに来たの?」
愛
「GoogleとかAppleとかFacebookとか世界トップのIT企業が見たいから!本当にそれだけの理由!」
愛
「でも知り合いがいないとオフィスの中には入れてもらえないってわかってるの(涙)」
愛
「だから雰囲気だけでも感じて帰ろうと思って!」
レイモンド
「そうなんだ!」
レイモンド
「前にここらへんのIT企業出入りしてたから、GoogleとFBで働いてる知り合い紹介してあげるよ♪」
ーー前ここらへんのIT企業出入りしてたから、GoogleとFBで働いてる知り合い紹介してあげるよ♪
は!??!?!!Σ(゚Д゚)
まじで!?!?!??!
はっ!?!?!?!(゚Д゚;)
えっ!!!!!
えっ!?!?!?!?!?
えーーーーっ!!!?!?
レイモンド、アナタ、ナニモノ・・・??
レイモンド
「俺の仕事は◎△$♪×¥●&%#でちょっと特殊な仕事なんだけど、前にこのへんの企業と一緒に仕事してたんだ♪」
レイモンド
「あ!マークザッカーバーグも見たことあるよ♪彼のオフィスはあそこにあるんだ!」
まさか!!女の子みたいに可愛いレイモンドがシリコンバレーの名だたるIT企業と繋がっていたとは…!
ただ、レイモンドの職業が何回聞いても理解できなかった(涙)
すごく誇らしく説明してくれるんだが「もう1回説明して!」と3回くらい聞いても理解できなかった。
4回目の説明をお願いしようとしたときには「もういいって!笑」と可愛い笑顔で爆笑され「それって関西人特有のネタだろ!笑」と思われてしまった(笑)
私ももうレイモンドが何者でもいっか〜ってなっちゃった。
多分カウンセラー系かな?って勝手に思ってる(技術職ではないって言ってた)
レイモンド
「ちょっと家に忘れ物とりにいくからここで待ってて!」
そう言われてレイモンドが住んでるアパートの敷地内にお邪魔したのだが、なんと超高級住宅街!!!
家賃は日本円で約30万円だって!!!
今気付いたけど右側にみえてるのはプールとゆうものではありませんか?(゚Д゚)
愛
「レイモンド、あなたって一体何者なの?」
レイモンド
「あはは!友人とシェアして住んでるから〜♪」
なんか、レイモンドと居るのがだんだん恐れ多くなってきた。
その後レイモンドの車でシリコンバレーに向かい、Googleのエンジニアさんと社内の駐車場で合流。
この紳士の名前はフェイさん!
レイモンド
「フェイはあのカーネギーメロンに所属してるんだ!めちゃくちゃすごいエンジニアだよ!」
愛
「かーねぎーメロン?」
レイモンド
「え!知らないの?!世界一の理工系大学だよ!!!」
From Harvard to Carnegie Mellon: 5 of the best computer science classes in the U.S. http://t.co/EPMh8TUVsP pic.twitter.com/E9mo8qZs3d
— Bloomberg (@business) June 11, 2015
愛
「せ!せかいいち・・・Σ(゚Д゚;)」
フェイさん
「って言われてるのかな?はは」
愛
「ぐっ・・・Googleでのおしごとは、いっ・・・いかがですか?」
フェイさん
「う〜ん、まぁ、OKって感じだよ!」
そう言って、軽く微笑まれるフェイさん。
フェイさん
「Googleはとにかく広いから全部は案内できないけど、何が見たい??」
愛
「フェイさんの机が見たいです!!!」
なんでかわかんないんだけど、クリエイティブな人たちの仕事環境をみるのが好きな私。
机が見たいと強く即答する私にフェイさんはちょっと驚いた顔をした。
フェイさん
「(驚)僕の机が見たいの?笑」
他に見たいものは特になかった、というか出てこなかった。
普段なら私のような一般人がエンジニアさんのデスク環境を見学するのは難しそうだったが、今日はたまたま週末で社員の方がほぼ出勤されてないのでフェイさんの机を見せてもらえることに!!!
なにも考えず週末に来てよかったー(神)
でも、みなさんすみません。
フェイさんの机や部署の写真を公開するのは控えさせて頂きます。
「写真撮ってもいいですか?」と度々聞く私に「ここなら大丈夫だよ、ここはちょっとダメだな」と都度丁寧に指示をくれながら職場を案内してくださったフェイさん。
「撮っていいよ」と言われた写真だけでもブログで公開しようともおもったのですが、フェイさんの迷惑になるような可能性を0.1mmでも作りたくないのでオフィス内の写真はこの一枚だけ!
部署から出たスナックコーナーにあっためっちゃ可愛いミニリンゴ!
フェイさん
「このリンゴ美味しいから食べてみて♪」
フェイさん
「Googleに入るまで、こんな小さいりんご僕も見たこともなかったんだ!」
フェイさんに勧めて頂いた小さくて可愛いリンゴは私にとって、とってもとっても思い出入れのあるリンゴ。
それ以外にもGoogle社内にはたくさんのドリンクやスナックや軽食もあり「好きなだけ食べていいよ」と勧めてもらったのですが、胸がいっぱいすぎてこの小さなりんごを完食するのが精一杯でした。
一人だったら確実に迷って出口がどこかわからなくなるぐらい、Googleのオフィスは広大でお洒落だった。
ガラス窓が多く、隅々まで洗練されたオフィス内を歩いてフェイさんの部署に入ると、壁にはフェイさんも何が書いてるかわからないという数式が赤・青・黄色・緑のGoogleカラーで描かれていて、ピカチュウのでっかいぬいぐるみなんかもあった。
そしてフェイさんの机はいたってシンプルだった。
「汚くてごめんね」と言うけど全然散らかってなんかなかった。
特に変哲もないデスクトップモニターが2台並び、キーボードとマウスとフィッシュオイルが高さ調節できるハイテクな電動机に乗っかっていた。
この何の変哲もない机から、この空間から、このオフィスから、この街から、世界中の人々にあたりまえのように愛され親しまれている世界屈指のテクノロジーが日々開発されているとゆうことを思うともう感無量だった。
私は自然に湧き出た疑問をフェイさんに問うた。
愛
「フェイさんの夢はなんですか?」
「大きい夢」と「小さい夢」を端的に語ってくれたフェイさんは、そのためにはまだまだ自分には勉強が必要だと、最後に私に言った。
世界一の理工系大学カーネギーメロンに通い、世界最高峰のIT企業Googleで活躍されてる人間でも「自分はまだまだ」なんて言葉を口にする。
この世界はどこまで果てがないんだろうか。
(つづく)