20代の自分をとことん振り返り「アメリカ横断」へ

こんばんは!愛です!

インドとセブ島に留学している頃にもう決めていたのですが次はアメリカ横断に挑戦します。

現在はWEBデザイナーの派遣で出発までお金を貯める日々。

給料が振り込まれても一切手を付けず、家賃と食費が無料の実家に居候しながら黙々と旅立ちの準備と妄想を膨らませています(親に感謝…)

アメリカ横断を急遽決めたのは、20代のうちにやってしまいたいとゆう勢いが大きかったです。

来月の今頃は、ずっと行きたかった場所「セドナ」で20代最後の日を過ごしている予定。

30才になる自分がアメリカの大地でどんなことを想うのか想像もつかないけど、、、

今日はとりあえず自分の20代をありのまま振り返ってみようと思います。

誰に見せたい訳でもありませんが、30歳からの自分のため、30歳からの自分が過去を振り返らず前だけを見て進んでいけるようにこの記事を書きます。

遊びの天才だった

20代前半は通販業界だけど大好きなアパレルの世界に入ることが出来て、とにかく仕事が楽しくて、これはわたしの天職だとさえ思ったほど。

私の奇抜な感性を認めてくれた社長・上司・同僚に囲まれ、どんちゃん騒ぎが大好きで、私が無邪気にバカ騒ぎをするだけで会社も喜んでくれて毎日充実した日を過ごしていた思い出しかない。

とにかく派手で、目立ちたくて、なんでも一番じゃなきゃ絶対嫌なくらい負けず嫌いで、化粧も美容もおしゃれも遊びもキラキラしたものが大好きだったときだった。

キラキラした物へのリサーチがそのまま仕事に結びついたから、常に結果が出ていんだと思う。

同じ服を同じコーディネートで着るなんて考えられなかったぐらいファッションが大好きな私だった。

アパレルの会社は鬼残業かつ安月給だったため、家族の大反対もあって退職しましたが、転職しても遊ぶことへの努力だけは尽きなかった。

家にいること、予定が埋まっていないことを常に避けるように誰かと外でバカばっかりやっていた時代。

遊びの天才だと言われてたのも今ちょっとだけ理解できる(苦笑)

今の私であの頃の自分を見ると本当に痛々しいなって思うけど、周りの人を自分以上に大切にできていたし、友達が楽しんで喜んで驚いてくれることを最優先にしていた自分のことは好きだった。

この自分だけは今すごく取り戻したいって思う。

そして、今はこんなバカなことができる仲間がいなくなったことがとっても寂しい。

家庭をもったり、遠くにいってしまったり、知らないあいだに連絡とらなくなって疎遠になったり。

生き物は常に変化するものだから良い関係をそのまま継続するのが一番難しい。

そんなことを悟りながら、20代後半に突入していくわけですが、、、、

失うものが多い中で出逢った「海」

こんなに海を好きになってしまった理由は特別これと言ってない。

うまく説明できないけど「この世に海が嫌いな人なんていないでしょ?」って感覚。

だけど私はもともと子供のときから「水のセカイ」が大好きで、青い水や水中生物がテレビに写ると釘付けになって見ていた記憶がしっかりある。

24歳の時に取得したダイバーのライセンスをきっかけに世界中の海に潜ってみたくなり、翌年からパラオ・グアム・サイパン・沖縄・オーストラリアと色んな場所へ潜りに行った。

稼いだお金はぜんぶ旅行費用になり、まさしく海外に行くために仕事をする日々。

「海が好きだ」ってことを人生が充実していないときの言い訳にしてたダサい自分だったかもしれない。

きっと私は、20代前半の刺激的だった日々がなくなった変わりを海外旅行で穴埋めしてたのかも。

初めは友達や同僚を巻き込みながら旅行していたけど、旅行先で「この人とはやってけない」と判断してしまうようになり、、、今では一人旅が当たり前のようになってしまった。

そしていつのまにか、人を匂いだけで判断してしまうようにもなった。

「この人とはこの先もう交わることないだろうな」って思うと、若いときみたいに全ての人間にエネルギーを使うのをセーブするようになっちゃった。

20代前半の自分なら、とにかくどんな人間とでも友達でいたい!繋がっていたい!と努力していた私が、いつからこんな淡白になってしまったんだろうって考えると、思い当たる節はいっぱいあった。

だけどね、これでも私は自分が冷めた人間だなんて思ってないんだよ。

つながる人とはつながるし、つながりたいと思える人とは何がなんでもつながり続ける。

そう思ってる。

20代前半から関わった人間の数が多すぎたこともあって、年々疎遠になっていく度に寂しかったんだと思う。

そして今、私はもうその寂しさを極力感じたくないんだよ。

もうこれ以上なくなったものを考えて数えるような事はしたくない。

そのために今日わざわざ丸一日かけてこの記事を自分の記憶と心にヒアリングしながら正直に残してるわけなんです。

過去は美化していたい。

だけど、その美化された過去を引きずって前に進めないなんてありえない。

今日は30歳を前にその思いを整理するための日にしました。

そして最後にもうひとつ、自分の中で大きく変わったものがあります。

360度変化した価値観

海へ潜るようになってからなんですけど「もしこの大自然で生きていくとしたら何が必要だろう」ってふっと考えたとき、今まで大好きだったブランドの服やカバンや靴だとか高級アクセサリーだとか、そんなものが必要ないことに気付いてから身なりがすっごいシンプルになりました。

今ではTシャツとデニムが基本です。

あと、海で遊ぶときもフルメイクしてた自分が、一人旅の回数を重ねていくうちに「化粧って邪魔だな」って思いはじめもうスッピンで海に入るようになりました。

今では不思議と化粧している自分よりスッピンの方がきれいだとに思えるようになったので、海に入るときは何も付けません。

昔は電車の中でさえフルメイクしていた自分が、今ではほとんど何もしない毎日。

1ヶ月に1回は変えていた髪型や髪色も、旅先で長期滞在になってもずっとナチュラルでいられるようにと黒髪に戻しました。

そうすると不思議と海水で髪も傷みにくくなりました。

ミネラルのせいだと思うんですけど、海に潜ったあと目がキラキラするのも大好き。

普段パソコン仕事ばかりで目が悪くなってるのに、海に潜ると回復するんです私の視力(笑)

海に出逢えたおかげで、ナチュラルに勝るものって本当にないんだなって気付きました。

30歳からもこのナチュラルな思考は本当に大切にしていきたい。

20代の総括

とにかく、たくさんの人と出逢い、その数の分だけ別れと寂しさを経験した。

約束を破られたり、軽く裏切られるようなことももいっぱい経験した。

でも、過ぎた「今」思うのは、どれも立ち直れないほどの出来事ではなかった。

守れない約束なら最初から正直に言ってくれればよかったのに、変に嘘をつかれたりして余計に腹が立って、そのまま信用できなくなって疎遠になった友人達。

それを許すことができなかったのは間違っているのかどうかは未だわからない。

きっとどっちを選択していたとしても、それぞれに思うところは出てきてただろう。

突然、海を好きになったことから色んな新しい場所に足を運び、その度に新しい素敵な出逢いに恵まれた。

そんな新しい出逢いが巡ってきたことを当然とは思わず、本当に素敵な人生を生きて来れたと思う。

恵まれた、まさに運で生きてきたようなそんな20代だった。

海外にもたくさん友達ができた。

レオちゃん、ゴンちゃんとお別れしたことも大きかった。

いつも私の目印だった優しくて強くて大きな背中を持つ大好きな兄が突然消息不明になったことにも最初は動揺したけど、考え方を反転させてバネに変えれた。

兄はきっと生きてるし、こんなところで人生を終える弱い人間じゃない。

きっとまた再チャレンジして、本当の意味でもっと大きく強くなってると私は血の繋がりから確信してる。

兄は私の分身だからわかるの。

仕事は頑張った10年間だったけど、勉学は全くしてなかったからそれはこれから一生努力しなきゃだめ。

これから始まる30代。

きっと何かが変わる。

変わらなきゃいけないポイントだと感じる。

過去は良くも悪くもここでいったんリセットだね、わたし。

もう過去の何かを数えたり、マイナスなことを振り返ったりしないで前だけ向いていこう。

今、生きてるこの人生は一回だけだから。

時間の経過がどれだけ早いかはこの10年でよくわかった。

遠回りしたり、躊躇したり、何回も言うけど過去を振り返ってる時間は無駄だから、やりたいこと、チャレンジしたいことを全部やろう。

誰になにを言われようと思われようと、わたしは他人からもらう言葉のために生きてるんじゃない。

わたしは自分の人生の幕を閉じるときのわたしのために生きてるんだから。

強くならなきゃ、もっと本当の意味で。

そして優しくならなきゃ、もっと本当の意味で。

正しい意味で人のために生きていけるような。

頑張れ、わたし。

とるに足らないことなんて考えるな。

(つづく)