【宇多田ヒカルに学ぶ】クリエイティブと向き合い続けるチカラ

昨晩、まつもtoなかいに宇多田ヒカルが登場してましたね。

自宅でテレビはほとんど見ないんですが、やっぱり「宇多田ヒカル」は宇宙人的な未知(魅力)の塊で、彼女が世界に何を発信するのか終始わくわくして見入ってしまいました。

シングルマザーでもありながら、15歳からやめることなくクリエイティビティと向き合い続ける彼女は、とあるインタビューで「生きることは仕事」と表現されています。

宇多田ヒカルがいう「仕事」は「音楽で伝えたいことを伝える」ということだと思いますが、彼女は寝ているときでさえ、「あれ?私は今なんでこう思ったんだろう?」と湧き出るものへの疑問と好奇心が絶えず、それらが純粋に日々の生活をわくわくに彩り、自然と彼女に良いインスピレーション(曲)を授けている。

なので、「良い曲を作ろう!」と思って歌を作ったことはなく、日常生活の中でインスピレーションが釣れるのを【ただ待っている】そうです。

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日本を代表するデザイナーの佐藤可士和さんや、漫画家の井上雄彦さんもインタビューで全く同じことを仰ってます。

佐藤可士和さんは、ラフが出来上がったらPCで作業するのはほんの数時間だけ。井上雄彦さんもネーム(原稿へ下書きする前の下書き)が一番大切で大変で時間がかかると。

偉大なクリエイターに共通していることは、

①インスピレーションが来てくれるまで信じて待つ
②降りてきたものを最高の作品に仕上げる道具と力を持っている

神がかったアーティストほど工程はシンプルに思えますが、インスピレーションの中に余計な不純物が入っていないからこそ美しく、多くの人の心に浸透するんでしょうね。

実際、宇多田ヒカルの歌には、何度も畏怖の感情を沸き起こさせてもらい、殺風景になりがちなを日常を助けてもらっています。

2010年に活動休止報告した宇多田ヒカル、息子さんを出産した翌年2016年にはフルアルバム「Fantôme」リリースし、ミリオンセラー&年間首位を記録しています。

その異例の事態を、松本人志は「宇多田ヒカルは二度成功している」とワイドナショーでコメントしていたのを深く覚えています。

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マミーブレイン(母親脳)とクリエイティブ脳は共存できないといわれているにも関わらず、、、

産後1年で完璧なフルアルバムを世界に轟かせた宇多田ヒカルが何気なく解き放った言葉、「生きることは仕事」に感化されまくりの私です。

お金で育児を解決していることももちろんあると思いますが、そんな金銭的アドバンテージに関係なく、彼女みたいな人が同じ地球でシングルマザーをしているというだけで夢があり、勇気をもらえます。(もちろんパートナーはいらっしゃるでしょうが!)

現在は8歳になった息子さんとロンドンで生活しているそうですが、子供と向き合うことで些細な既成概念にも疑問をもつ機会が多くなったそうで、子供と一緒にいる毎日が楽しいと番組で言ってました😊

もう、彼女のアメイジングな奥ゆかしさは死んでもとどまる気配がないですね。

 

自分が何を表現したいのか、自分が誰よりもはっきりわかっていないと、それが伝えられるわけも伝わるわけもない。

宇多田ヒカル

 

そんな彼女の言葉1つ1つに、わたしがずっとブログを書く熱意がでなかった理由がはっきりとわかりました。

わたしはずっと、誰かがもう発信してることを今さら自分が発信しても無駄だと思っていたんです。

伝いたいこと、書いてみたいことはたくさんありました。

でも、同じようなことを誰かがもう書き終えて発信しているという理由で「わたしが書いても意味ないじゃん」と勝手にヤル気を失っていました。

実際そんなことは一切なく、たとえ同じことを伝えようが、多くの人に似たようなものだと思われようが、そこに「自分の伝えたい想い」がちゃんとブレずに乗っかっていれば、それらは同じものにはならないということに気付きました。

インターネットにはたくさんの似た答えが溢れているけど、私の本当の答えは私にしか創り出せません。

極端にいうと、私が書いたもの以外はどれだけ自分と似ていようが、すべて「偽物」と思っていい。

だから、ちゃんと素直に自分が思うことを周りの動向に関係なく発信&表現していこうと思います。

宇多田ヒカルは「人生は仕事(歌)」だと言ってました。

じゃあ、わたしの人生はきっと、透明な想いをただ純粋に放ち続けることだ。

(おわり)