どんな私の心にもスッと入り込んできてくれる人

シンクロニシティ

意味のある偶然の一致という意味である。

金曜日は仕事が休みで、久しぶりに北新地のジュンク堂までお出かけした。

4時間ぐらい本屋さんで、次に行きたい国の情報を頭にインプットさせ、WEB関係の参考書を4冊、英語の雑誌を1冊購入。

帰宅しようと駅のほうへ向かってたんだけど、いい本に出会えたからかなんか気分が軽かったので、インドへ行く前によく通っていた梅田のムレスナティーへ寄り道した。

いつもは並ばなきゃ入れないくらい人気で満員だけど、このときは平日でお一人様とゆうこともあり、目の前で美味しい紅茶をいれてくれるカウンター席へすぐに案内してもらい、私から店員さんへ雑談をもちかけた。

何度もこのお店に来ているが、私の前にいる小柄な女性店員さんは本当に紅茶が大好きでいつも楽しそうに仕事をしている人。

紅茶の話をし始めると終わりなき紅茶話をずっと聞かせてくれる。

実はわたしがインドにいるとき、弾丸旅行でもスリランカに行きたいと思ったのは、この紅茶屋さんの茶畑がスリランカにあるからだった。

こんな美味しい紅茶の茶葉を栽培している場所へ直接行って、もっと本場の紅茶を飲んでみたいって普通にそう思ってインドからスリランカへ旅することを決めた。

実際スリランカで飲む紅茶は、ここのお店とは違ってめっちゃまずかった。

ブレンドの仕方やお湯加減など、紅茶の淹れ方がいろいろ関係するみたい(笑)

そんなこんなで店員さんとスリランカの話でけっこう深く話こみながら美味しい紅茶も何度もいれてもらい、お互いが持っている携帯の写真データを見せあったりして、わたしが撮影したスリランカの絶景写真を見せているとき、急に画面が変わって、私は3秒くらい思考停止した。

スリランカのあの彼からいきなり電話がかかってきたのだ。

店員さんに「え!ちょうどスリランカの友達から電話が!」と驚きと共に伝えると、店員さんも少しびっくりした表情をした。

彼からの電話は実に半年ぶりだったし、このタイミングには驚き以上になんだか感じるものがあった。

彼はもう地元の人と結婚して今とっても幸せそうでね。

結婚式に招待されたんだけど、ちょうど式の日が私の帰国日と重なって行けなかったの。

それ以来、わたしから連絡することもなく、彼からもなんの音沙汰もなく、、、

私のことを「無二の親友だ」と言ってくれた彼だが、ぶっちゃけ一時的な思い出で終わったもんだと思ってた。

もはや私のことなんて、人生に存在しなかったに近いんだろうなとすら思ってた。

電話の内容は、本当にただ「最近どうなんだ?!」ってゆう近況確認だった。

他のお客さんもいる中で英語を話すのも少し恥ずかしく、簡単に近況を伝えた。

彼がくれた言葉は、嘘でも本当に嬉しい暖かい言葉だった。

「勉強は順調か?仕事は?今はもう日本なのか?」

「愛は親友だから何かあったらちゃんと言わなきゃいけないよ!」

「彼氏ができたときもちゃんと俺に言ってね!チェックするから!」

「今はいなくても俺がいるよ、俺と愛は親友だから、ね?」

「ちゃんと時々こうやって連絡してこいよ、そして早くまたスリランカに遊びにきて」

言われた言葉の全てが心に浸透して、暖かい感情がこみ上げてきた。

これはこの彼に限らず私が海外の人を好きだと思うひとつの理由なんだけど、相手の心境に構わず自分の気持ちを素直に伝えてくれるところが本当に大好き。

私も日本人だからよく思う。

連絡したい、会いたい、遊びにいきたい、話したいと思う人がいても、今忙しいんじゃないかとか、男友達の場合は奥さんや彼女に迷惑じゃないかとか。

それがもし好きな人の場合だと、私なんて眼中にないんじゃないかって、マイナスなことをまず考えちゃう。

だけど海の向こうで外国語を話す人は、相手のレスポンスとか気持ちとか一切計算せず、ただまっすぐに自分の想いを言える人がたくさんいる気がする。

実際わたしがスリランカの彼に連絡できなかったのも、先に書いたマイナスな考えが理由だったし。。。

むかつくけど、やっぱり魅力的な人だな、スリランカの彼は。

なんか本当に嬉しい。

こんななんにも取り柄のない私に、気まぐれかもしれないけど結婚してからも気にかけてくれるって、なかなかできないことだと思うんだ。

実は私この記事書きながらちょっとうるうるしてるからね。

私にとって、こうゆうのを本当の暖かさであり幸せってゆうんだろな。

インドで一番よく話した友人が言ってくれた言葉の意味が今よくわかった。

愛さん一番いい形で帰ってきましたね。彼女よりも親友のほうがずっと一緒にいれるじゃないですか

失恋したての私に、めちゃくちゃ未来のある言葉をくれた大好きなヤスのことを思い出した。

ヤス、こうゆう意味だよね?:)

ヤス

アメリカへ行く目標のため、嫌いなことに時間を費やすことが多かったここ最近の日々が、こんなちょっとのことで全部が暖かくて、ふんわりして、光の差すピンク色に塗り替えられる。

これは恋の感情でも危ない感情でもなんでもない。

言葉にはできない心で感じるHAPPYの色。

ありがとう、だーりんっ。

どんな私の心にもスッと入り込んできてくれる無二の人。

追伸:前回の記事で、おもわず愚痴ってしまってすみませんでした。本当はあんな愚痴の記事を書くつもりじゃなくって、私のストレスと悩みを取り除いてくれた親友への感謝を文字にするつもりでキーボードをたたきはじめたのに、いつのまにかあんな記事になってしまってました(焦)

(おわり)