こんにちは、愛です(・∀・)
先週、鹿児島県最南端の与論島行ってきました。
もう4回目です!笑
与論島は1時間で島一周できるほど小さいから、観光地・カフェ・レストランなど、行くべきところは全制覇しちゃったんだけど、
島に住む友達が、「最近知り合いが新しい店はじめたから行ってみる?」って誘ってくれたの!
ってことで、連れてきてもらったのがこちら。
与論島にひとつだけのベジタリアンカフェ「ベナタワ」
友達
「トムさん、毎度!」
わたしの友達がこの与論島に移住したとき、一番最初に仲良くしてくれたのが、ここの店主トムさんだったそうです。
トムさん自身も8年前に与論島に移住してきたそうです。
わたしみたいに長年世界をひとりで歩いてきていると、出逢った人の目やオーラから直感で相手のそれなりを読み取れるの。
トムさんと初対面の挨拶をした瞬間、この人は絶対おもしろい人生を歩んでいる人間だって確信した。
その確信は的中し、私はもうトムさんに聞きたいことが湧水のごとく出てくる出てくる。
トムさんは現在64歳。
やはり、私が感じた通り、世界を旅していた背景も持っていた。
マリンスポーツもするし、料理もするし、農園だってやるし、アクセサリーだって作るし、移住だってするし、楽器だって弾く(お家には楽器がたくさん置いてあった)
でも一番すごいのが、こうして自分でお店を作るのが与論島で9店舗目らしい!
トムさん
「僕、東北出身で家が震災の被害にあっちゃったんだよね。でも壊れちゃったもんは仕方ないし『これはチャンスだ!』と思って家を処分して、こうして与論島に来たんだよねー!」
愛
「えー!逆にー?!家なくなってラッキーみたいな!?」
トムさん
「そうそう!ラッキー!はは」
移住前に何度か与論島に来たことがあると語るトムさんは、移住するなら絶対この島だと前から思っていたそう。
トムさん
「与論島に来てからは、マンゴー農園とかのお手伝いもしてたよ!農業はずっと興味あったから」
トムさんのカフェの前には、フランス庭園か!というぐらい立派で広い手作りの畑があって、そこにはバジルとバナナを始め、色んな植物が生き生きと育っている。
愛情をかけられていないと、バジルもバナナはこんなに大量に産まれないだろうってぐらいに。
マンゴー農園のお手伝いをしただけで、こんなに立派な庭を自分で作れる人間が世界にどれぐらいいるんだろうか。
この庭で採れた食材で作ったピザやスウィーツを庭の前で食べる。
これこそが、最高にシンプルな贅沢って言えるんじゃないかな。
友達
「なんか眠たくなってきた。ここだったら、ずっと居れるわ」
愛
「めっちゃわかる。私、もうここが与論島で一番好きな場所になったもん」
トムさん
「バジルって本当に強いんだよ!だから、犬にもバジルって名前を付けたんだ!最近6匹も子供産んで、みんな飼い主がちゃんと見つかってもらわれて行ったんだけど、女ひとりでよく育ててたよ!バジルは本当にたくましいよ!」
愛
「バジルって、もしかして保護犬ですか?」
トムさん
「そうそう。たまにフラ〜ってどっか行っちゃって、『バジル出て行ってますよ〜』って島の人が教えてくれる(笑) 」
愛
「あははは!トムさん、バジル逃げてるよー!爆笑」
トムさん
「庭のバジル、全然持って帰っていいよ!たっくさんあるからね!」
ちょっと寂しい話なんだけど、、、
私の父は癌手術の後遺症で、66歳にしてもう車椅子に乗ってるの。
そんな父と変わらない世代の方が、こんなにも素敵で逞しく謙虚で丁寧で人生創造の真っ只中に生きていられるのをみると、どう例えていいかわかんないんだけど、痛くて痒いほど嬉しくなってしまう。
VEGANメニューも充実!ベナタワの無添加スイーツ
さぁさぁ、トムさんという素敵な人間の話をまだまだ書いていたいところなのですが、カフェレストランなので肝心のお料理紹介にしましょう!
ベナタワのメニューはこんな感じです!
- 自家製生地で作るベジタリアンピザ
- 自家製シャーベットと素朴なワッフル
- 自家焙煎コーヒー
- 無添加シロップの紅七俵かき氷
素材は基本的に与論島で収穫されたものを使用。
トムさんがベジタリアンなので、動物性のものはピザチーズだけです。
牛乳の代わりに豆乳を使い、VEGANの方はチーズ抜きピザも作ってもらえます。
かき氷に使われている紅七俵の氷は、空気や不純物を取り除きながら48時間かけて製氷される溶けにくい氷だそうです!
与論島でここまで素材にこだわってるのは、本当にトムさんのお店だけだと思う。
かき氷の上にかけるシロップまで、保存料や着色料不使用の無添加とのこと。
旅してると体に良いものを探す方が難しいから、こういうお店があるのは本当に嬉しい。まじで嬉しい。
じゃーん!全部オーダーしちゃった!笑
※2人でシェアしています。
特製バジルソースのベジピッツァ
島バナナシャーベットと豆乳ワッフル
抹茶かき氷
友達
「うんま!なにこれ!ピザうんま!!!」
愛
「やばいなぁ!与論島でこの味が食べられる日が来るとは...感激」
もう、わたしの低レベルな食レポで汚したくないわ。
焼き立てのワッフルも
自然な甘さのシャーベットも
採れたてのバジルを乗っけて食べるピザも
不思議なトッピングのかき氷も、、、
全ての料理からトムさんの愛情が感じられた。
引き算しながら自然に寄り添って生きる
愛
「トムさん、アクセサリーはお店で売らないの〜?」
トムさん
「ちょっとこの空間には合わないんだよねぇ。なんでも売ればいいってもんじゃないからね〜」
写真には撮らなかったが、トムさんが作っているアクセサリーを見せてもらい納得した。
トムさんが作っているアクセサリーはシルバーで、確かに、この自然的なカフェには全然マッチしない。
でも、アクセサリーなんて小さな一角でも置けるものだし、自分で店舗経営していたら、とにかくなんでも置いてみようって考えが普通だったら沸きそうなものだ。
でも、トムさんは違う。
「今いるこの瞬間」のことをしっかり見極めて、引き算する尊さをちゃんと知っている。
愛
「トムさん、Googleマップにお店載っけた?」
トムさん
「そういうのはやらな〜い。自然に広まればいい」
ねっ?
これが、初めて訪れたのに私が与論島でこのお店が一番大好きだと思えた自然な理由。
引き算がまだまだ上手にできない私が、大切なことを教えてもらった場所でもある。
与論島 かき氷&VEGANピザ「ベナタワ」の詳細とアクセス
コロナ騒動でお店の状況が変わったみたいなので、今友達に詳細調べてもらってます。
分かり次第またアップしますので少々お待ちください。
(おわり)