少しドライブすると、デスバレーの空がまた灰色の大きな雲に覆われ、軽い雨も降り始めた。
そんな雨の中、のりさんが「ちょっと見てみたい」と興味を持ってやってきたのはデビルズゴルフコース。
直訳すると悪魔のゴルフコース(そのまま)とありますが、、、
誰がここでゴルフすんねん!これはラグビー部が修行するところやろΣ(゚Д゚;)
のりさん
「この地面は塩分でできてるね」
・地面がヌマヌマしているから
・史上最強に難しいゴルフコースだから
・悪魔がゴルフしたあとのようにグチャグチャな土地だから
このどれかが理由で「デビルズ」と名付けられたのだと推測してたのですが、ちゃんと調べてみたら「悪魔しか楽しめない場所(Only the devil could play golf)」との意味で名付けられたそう。
雨が止まなくて足元がよりヌマヌマがしてきたので、Uターンして次の場所へ向かいます。
なんということか、デビルズゴルフコースを離れるとまた晴れてきた!
やっぱり悪魔がいるから天気もあんなに暗かったのかな?
次にやってきた場所はここなのですが名前忘れた(いつも本当にすみません)
縦列している車の最後尾に駐車し、ゆるやかだけど運動不足には辛くて鈍い傾斜を登って行く。
駆け足で登ったあとに広がっていた世界を見て思わず声に出してしまう。
愛
「すごい!!!」
愛
「なんか、めっちゃアーティスティックだ!!!」
これはもう地球外惑星!ダイナソー!
うわぁぁぁ〜!!!!
いよいよデスバレーの紹介も最後!ザブリスキーポイントへ!
20世紀の始めにデスバレーの鉱山事業と輸送に深く関わっていたPacific Coast Borax Companyの副社長だったザブリスキーさんの名前から付けられたそうです。
この景色は、大昔から存在した湖の堆積物(たいせきぶつ)が約500万年以上もの歳月をかけて美しい丘陵に変化したとうう、まさに自然の大産物。
500万年前って、、、まだ人類ではなく「猿人類」が生活していたといわれている時代ですよ!
このアートのように美しいグラデーションを意識して見て欲しい。
グラデーションの美しさ伝わりますか?
もし私がデスバレーを一言で例えていいなら「ソラ」だなぁ。
それは単なる「空」ではなく、幾万年もの歳月とともに誕生したが渓谷のグラデーションによって、さらに新しいジャンルのアートが生み出されたような感じだ。
もちろん人間の手では作り出せない、まさに奇跡であり、神業のアートだ。
どこまでも広大なソラは私たちにたくさんの優しさを教えてくれた。
堂々とそびえる歴史ある渓谷と大地は「こうであれ」という強さを教えてくれた。
この場所には死ぬ前にもう一度訪れたい。
願わくば夕陽と星空と朝日の時間に、この場所に寝転んで空を見上げてみたい。
ばいばい、デスバレー。
おおきなおおきな感動を本当にありがとう。
さぁ、ラスベガスに戻ろう。
このあと私に待ち受けているトラブルのことなど、この美しさの下でどう予想できただろうか。
(つづく)