コルテス海ダイビング初日。
港からボートで30分以上移動し、ハンマーヘッドシャークを狙う「エルバホ」というポイントに到着。
いざ!ニコニコ笑顔で1本目潜ってきます!
う〜ん、今日はあんまり透明度よくないなぁ。
小魚ちゃんがたくさん群れてるけどハンマーヘッドの影は見当たらない。
でもここはダイバーの希望の海「コルテス海」だ。
キョロキョロと視線の方向を変えながら抜かりなくハンマーの姿を探す。
陸と違い、海の中では大物が現れても音で気付くことが難しいので目で見つけるしかない。
だが、相変わらず視界に入るのは小魚ばかりで、聞こえるのは自分が出す泡の音と、バディがタンクをカチカチと鳴らすサイン音ぐらいだった。
残念だが一本目はこんな感じで時間切れ。
まぁダイビングなんてこんなもんです。
この広すぎる大海原で目当ての海洋生物と100%の確率で出逢うなんてことは、餌付けして飼いならされている生き物を除いて絶対ありえない。
相手は野生であり大自然だもん。
だからこそ遭遇でたときの喜びは半端ないし、だからこそ潜りたいのだ。
船の上でガイドさんが用意してくれた材料でサンドイッチを作って昼食をとった。
いつも思うのだが、海にから上がったあとに食べるご飯ってなんでこんなに美味しく感じるんだろう。
ポカポカ日向ぼっこしながら船上で休憩していると、別のダイバー達の船が通りかかった。
私達の船
「ハンマー見た?!」
別の船
「エントリーした瞬間に一匹見たんだけどすぐに深海に潜っていっちゃたわ」
そう外国人女性のダイバーさんが教えてくれた。
ハンマーヘッドシャークはサメの中でも臆病な性格らしく、ダイバーが近寄ったりフィンをバタつかせるだけですぐに逃げて行くと何かで読んだことがある。
でも、今日この時間帯にハンマーを見た人がいることは事実だ!
基本的にハンマーは群れで行動する生き物だから、一匹見つかったならまだ見れる可能性はあるかもしれない!
よし!2本目に期待を込めて!ハンマー(できれば大群)に出逢うことを祈って!
あれ・・・・・?
・・・・・・・??
チーン。
ハンマーどころか魚すらいなくなりました。
今まで経験した中で一番つまらないダイブだったかもしれない、、、
透明度の悪い海の中をただ彷徨うだけの40分、流れだけは強いから泳いで疲れて終わり。
どうもおつかれさまでした、私。
ハンマーはまた、冬の与那国島かココ島でリベンジします(泣)
明日のダイビングに期待しよう。
(つづく)