アポロ1号の悲劇から「Dの意志」を考察する

NASAに来て思い出したことがある。

人類初の月面着陸挑戦となった「アポロ1号」とそれに搭乗する予定だった宇宙飛行士が、地上を離れることなく最期を迎えることになったあの大悲劇のことだ。

アポロ1号とその船内にいた飛行士3名は、月への出発を翌月に控えた1967年1月27日金曜日、飛行前試験にて乗り込んだ船内で突然起こった火災爆発によって命を落とした。

爆発の原因を徹底的に調査した結果、飛行士の座席足下にあった電線の絶縁体が避けていたため、船内に満たされていた純酸素が電線に引火を起こし、炎は秒単位でどんどん大きくなり、船外にいたスタッフまでも巻き込むほどの大火災だったそうだ。

酸素のない宇宙空間で純酸素はロケット飛行に必ずなくてはならない燃料でもあり、積み込まれていた純酸素はロケット重量の90%を占めていた。

ロケットから脱出するハッチが開くまでには最短で90秒かかる。

炎から生まれる有毒ガス、複雑な構造の船内、秒単位でどんどん加速していく炎の中で飛行士達を助け出すことは不可能だったともいわれている。

テクノロジーの飛躍とともに、今では民間企業がロケットの打ち上げをするまでになり、世界一の実業家イーロンマスクが火星への人類移住計画までを公言するまでになったが、そんな彼率いる最先端の技術を持ってして挑戦されている近年でさえ、何度もロケットを爆発させながらチャレンジを繰り返し、ようやく国際宇宙ステーションISSに(民間企業初)ドッキングを成功させた。

イーロンマスクや日本が誇る実業家ホリエモンさんは、汎用性かつ再利用性のある部品を使用してロケット飛行のコストを極限まで抑え、低価格で宇宙ビジネスの未来を作るというテーマを掲げているので、アポロ計画よりも何倍も壮大なチャレンジであることは間違いない。

それを踏まえつつ考えてみても、1960年代に月面着陸へ挑戦した宇宙飛行士達の「未知の挑戦意志」は、計り知れないほど勇敢だったことだと、改めて胸が締め付けられる一方で、当時の火災事故は未だに消化しきれない。

私達が生きてる今の世界は、いつだって過去の誰かの犠牲の上に作られていることを忘れてはいけないと、今日改めて回想することができた。

また、私たちにできる過去への哀悼は、人生を片時も無駄にすることなく生きることだ。

アポロ計画とワンピースの関係

余談だけど、月へ行く予定だった3人の宇宙飛行士の名前が、ワンピースの超重要人物の名前に因んでいることもなかなか奥ゆかしいので紹介したい。

(左から)
エドワード・ホワイト(Ed White)
ガス・グリゾム(Gus Grissom)
ロジャー・チャフィー(Roger B. Chaffee)

もうわかりますよね?

エドワード・ニューゲート
ポートガス・D・エース
ゴール・D・ロジャー

3人ともワンピースに登場するキャラクターの中でも、極めて重要な人物です。

ロジャーはラフテルに辿り着き、世界の全てを知った人物ではありますが「俺たちは早すぎた」と言ってこの世を物理的に去ってしまいます。

白ひげもエースもそうですよね。死後もなお、ルフィー率いる「Dの意志を受け継ぐもの」に未来を託そうとしているように思えます。

月へ行けなかった偉大な宇宙飛行士3名の名前をロジャー、白ひげ、エースの名前に含ませたということからも、やはり「Dの意志」が何かしらの意味で「月」を目的地にしていると考察できるのは、疑いようがないでしょう。

光月おでんなど「月」をはっきりと名に持つ重要人物が登場したこともあり、フィナーレはより一層シンプルになってきた。

また、ハグワーロ・D・サウロなどの巨人族は、アヌンナキと呼ばれる過去に実在した種族がベースとなっていると私は考えていて、おそらく「Dの一族」とは人類が誕生する以前から「月に」存在した特別な種族なのではないだろうか。

もちろん人類の創造主は天竜人ではなく、Dの一族ということになる。

、、、とまぁ、ワンピースの考察には夢がありすぎて話題が膨らみすぎてしまうが、とにかくこの「アポロ計画」と「アポロ1号の悲劇」には未だ伏線がたくさん飛び交っているのだ。

アポロ1号の火災爆発は不都合な事実を隠蔽するために仕組まれたものだ。

そもそも人類は過去に月面へは行ってない。

とかね、もうあげだすとキリがない。

ワンピースという漫画がいよいよフィナーレを迎えるときは、漫画やテレビの世界だけでなく、この世界中の常識が全て覆るコロナ以上の超越社会現象になるのではと、内心私はドキドキしている。

でもそれは、世界の秩序がいよいよ正され、良い未来へと向かう兆しで、という意味だ。

ワンピースはそのためにある。

自分が信じたいことを信じるように進んでいこう。

この世界はすべて、自分が信じたように創っていけるようになってるのだから。

(つづく)