こんにちは、愛です(・∀・)
1月21日の満月は、スーパームーンの皆既月食だって知ってましたか?
2019年初のスーパームーンに皆既月食が重なるということで、今滞在しているアメリカのテレビ番組でも度々話題になっていました。ちなみに、年の最初に来る満月のことを「ウルフムーン」といいい、月が最も地球に接近する満月のことを「スーパームーン」と呼びます。
でも、スーパーブラッドウルフムーンという言葉は天文学的に認められていない用語だそうです。
さて、今回の撮影はハイアットリージェンシーというホテルの敷地内で行いました。ウエストニューヨークにある、マンハッタンの夜景が一望できる割と高級なホテルです。
夜中に一人で撮影するから→治安の良い場所
極寒で撮影するから→トイレがあり寒さを凌げる場所
この2つが、今回この場所を選んだポイントだったのですが、いざホテルに着いて撮影をしてみると私と同じことを考えてるフォトグラファーさんが2人いて超嬉しかった!笑)
「Are you lunar eclipse?(・∀・)」
(あなたも皆既月食の撮影?)
お互いのカメラと装備を見て、これだけの会話で普通に仲良くなったキューバ人の男性とスウェーデン人の女性。
そんな同志と静かに撮影を楽しみながら、ホテル敷地内にある川沿いで皆既月食の撮影をはじめました。
この時の気温は、なんとマイナス15℃!
手袋してるのに手の感覚がないし、冷風で顔も痛くなるし、すぐトレイに行きたくなる。もしもトイレが近くになかったら撮影どころじゃなかったから、このホテルを撮影場所に選んで本当に正解でした。
今晩は雲が多かったので満月が綺麗に現れないかも...と心配だったけど、風が強かったおかげで雲はどんどん流れていきました。
キューバ人のホセが超フレンドリーで、お互いが撮影した写真を見せ合いながらどうやったらいい感じに撮れるか模索した。「わおー!やばいね!これはナイスすぎる~!」とか言いあって、寒空の下で盛り上がりながら皆既月食の撮影を楽しみました。
実は、皆既月食の撮影は超地味なんです(笑)
スーパーブラッドウルフムーンの「ブラッド」は月が赤く染まることを意味するのですが、肉眼で「赤」を感知するのは結構厳しいのです。
でも、カメラの露出設定を変更しながら撮影したらこんな感じになります!色の補正は全くしてないです。どちらかというと、赤よりも青の輝きに惹きつけられます。
そして、今回の皆既月食の様子をPhotoshopで編集したものがこちらです。
撮影したデータをパソコンに読み込も、編集して、ようやく「楽しい!」と思えるのが月食撮影の醍醐味なんです(笑)
今回は別に皆既月食のためにアメリカに飛んで来たわけじゃなく、たまたまこっちに滞在している時に情報を得て撮影に臨んだのですが、月の引力はやっぱり神秘的ですね。
このタイミングでアメリカに滞在してことにも感謝だし、この日の前日、友達の喧嘩して少し凹み気味だった私を励ましてくれるかのように、この場所でこの2人に出逢えたことも嬉しかった。
一緒に撮影した右側の女性はなんと、スウェーデンから来ていたキャビンアテンダントでした!
翌朝、かっこいい制服を着た彼女とロビーでバッタリ遭遇し、お別れするとき彼女は私にハグをしながらなんて言ったと思う?
「See you Next Moon!」
(また月で逢おう!)
最彼女の壮大すぎる言葉に、心をまた救われた私であります。やっぱり月の引力はすごいです。
撮影機材:NIKON D850
(おわり)