年末年始をのんびりと過ごしながら、メキシコ内での旅行計画が進んでいった。
メキシコは、アメリカと同じぐらい自然や大絶景、そして世界遺跡が多い国で、行きたいところを上げ出すとキリがないほど面白い国だ。
ダイバーとして絶対に潜りたかったバハカリフォルニアとカンクンは制覇できたので、今後のメキシコでのプランは、お姉ちゃん達の直感とチョイスに全部任せた。
お姉ちゃんが選ぶ場所ならどこでもいいし、どこに行っても楽しいに決まってる、私の心はそんな感じでもあった。
そんな今日は、ソチミルコという場所にやってきた。
メキシコのベネツィアとも言われる水上をカラフルな遊覧船が行き交う現代離れした街並みは、世界遺産にも登録されているほど有名である。
遊覧船の大きさや周遊するコースも様々で、大勢で乗合えば料金がお得になるということもあり、この日はラウラの弟、そしてお姉ちゃんの友人夫妻も一緒にやってきた。
ご飯、場を盛り上げてくれる音楽隊、お土産などもボートに乗って売りに来てくれます。
観葉植物屋さんもいたよ!水の街ソチミルコでは植物の栽培が盛んなので購入する人が多いみたい。
それにしても、今日は生憎の曇り空だ。
カラッと晴れたらもっと綺麗な風景なんだろうなぁとか思いながら、船が進んで行くと・・・
愛
「ん?…(・∀・)」
( ゚д゚)?!
(°д°) ←固まってます
お姉ちゃん
「愛〜?船長さんが人形島に上陸するか?って言..
しなぁぁぁあぁいぃ!!!断固拒否!!!
なにこれ!絶対行きたくない!
呪われたくない!やだ!
スルーでお願いします!(;゚;ж;゚; )
愛
「はぁ、はぁ、、、」
テレビで見たことのあった呪いの人形島って、ソチミルコにあったのか!
作ろうと思って作れるレベルのアトラクションじゃないよこれ!笑えないもん。
昼だからまだいいけど、夜にここにいるとか想像しただけで怖い(震)
私は霊感的なものが全くないので何も感じなかったけど、霊感ある人がここに来たらどうなんねやろ…
私の他のメンバーも、誰一人「行きたい」って言わなかったし、やっぱ「呪い」の都市伝説は実在するんやろうか。
ってか君たち、なんという辺鄙な場所に住んでるんやぁ!
今すぐ引越しししししなさいよぉぉぉ!!!怖)
こんな感じで、遊覧船が人形島を通過していくと、まさかの絶景ポイントにたどり着く。
お姉ちゃんが「通常のツアーじゃ行けない場所」と言ってた特別な場所。
本当に特別な場所なんだろうか、あんなにたくさんいた船もここでは全然見当たらなかった。
しかも、さっきまで曇ってた空も途端に青空に変わり太陽が現れた!神か!
アヒルちゃん達が「ご飯ある?」って船まで遊びに来たよ。アヒルぐち可愛すぎる〜!せこい!←
わたしとラウラは、ずっと船首に座って歌を唄う。
愛
「パパパパーン、パパパパーン、パパパパンパパパパン〜♪」
わたしの口から勝手に出て来たウエディングソングに爆笑するラウラ(笑)
さぁ、現実離れした景色もエンディングを迎えます。もうここからは写真で語るね!
映画の世界でしか見たことのない夢幻な世界が広がっていて、みんなの呼吸と会話がこの森閑の静寂な雰囲気に飲みこまれた。
みんなそれぞれ大きくて新鮮な呼吸を味わっているのに、
ラウラ
「なんか心電図みたいな景色だね!」
ラウラが可愛いこと言うから、静寂にまた笑いが咲く。
ここまでボートを漕いでくれた船長さんもようやく休憩タイム。
「漕いでみるか?」と言われたので、やらしてもらったけど本当にむずかしいし、超重たい!
これを今までずっとやってくれてたなんて信じられないぐらい重かった!
そんな衝撃と感動のソチミルコで、何が一番驚いたかってね、、、
こんな素敵な場所に、お姉ちゃんもラウラも今まで来たことがなかったということだよ!(°_°)
2人が住んでる家から、車で30分の距離にある世界遺産なのにだよ?!
愛
「なんでこんなすごいところに、今まで来なかったん!?」
ラウラ
「う〜ん、なんだろ、タイミング?」
お姉ちゃん
「愛がメキシコに来てくれたおかげで、やっと来る気になったわ♪」
意味わーかーらーんー(°_°)
でも、みんなが「ソチミルコ初体験」の日で、なんだか余計に嬉しかった。
ありがとう、みんな。にこっ。
(つづく)